こんにちは、うーちゃんです。
1度昔に読んだことがあるのですが、読む本がなくなって次の本が来るまでの間ちょっと読もうかなと気軽に読んでしまったら、止められなくて一気に読んでしまいました。
こちらの記事は個人的なただの読書感想文です。
感じ方は人それぞれなので、こんな人もいるんだなぁくらいに読んでもらえるとありがたいです。ネタバレ要素もあるかもしれないので、主観的な文章など苦手な方は読まないことをお勧めします。
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この本を読み終わって、1番強い感想は「怒」でした。
色んな捉え方があるかと思いますが、私は主人公「敦賀崇史」が嫌いです。
今までたくさんの物語を読んできましたが、主人公を嫌いになった本は他にないなぁと思います。
自分でも思ったが、止められなかった。だとか、心の制御がいったんは作動しかかったがスイッチが切れたとか…本当に多いです。
綺麗ごとを言っているつもりはありません。
人間なら誰でも、わかっていても止められないことや、言ってはいけないことを言ってしまうことなんていくらでもあると思います。
しかし、この主人公はやっちゃった、言っちゃったことがとても多いし重い。
思いやりや気遣いというものは、想像力から生まれるものだと思っています。
人を傷つける行為は、本人の想像力が乏しいからだろうなと思います。
例えば、相手が他人であれば、自分がこうされたら、言われたら嫌だな、ということをしっかりと想像できれば他人を傷つけることはありません。
大切な人であればなおさら想像できるはずです。
自分だったらどんな気持ちになるかという想像と、その言わなくてもいい一言を言ってしまったばっかりに、その後の大切な人との関係がどうなるかという想像。
相手が傷つくだけではなく、ちゃんと自分にも返ってくるんですよ。
想像力は人と関わっていく上でとても重要な能力です。
その想像力を養ってくれる方法の1つが本を読むことだと思います。
本に出てくる登場人物に感情移入したり、考えていることを知ったりすることで、自分とは違う誰かの疑似体験ができます。
それが多ければ多いほど現実では経験はしてませんが、自分の精神的な経験値が上がっていきます。
色んな人間の感情を理解できるようになります。
いろいろ語ってしまったけれど、ここまで人の感情を、映像も挿絵も音もなく、ただの文字だけで動かせるのは本当にすごいなぁと感心しました。
主人公のことは嫌いになっちゃったけど、さすが東野圭吾さんといったところでした。
偉そうにいろいろ書いて恐縮ですが、ここまで読んでくれてありがとう(*´ω`*)
小説が好きな人は読んだことがあるかもしれないけど、まだの人は1度読んでみてほしいです✨
うーちゃんの読書感想文が東野圭吾さんだけですが、特に好きな作家さんは村上春樹さんと伊坂幸太郎さんです!
また今度記事にしたいなぁ( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
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